勝敗を分ける「ドラフト」の重み
モバレ(Mobile Legends: Bang Bang)のランク戦や大会では、試合が始まる前の「ドラフト」段階が勝負の半分以上を占めていると言っても過言ではありません。ピックとバンで適切なヒーローを選び抜くことで、実力差がある相手すら上回れることもあります。逆に、構成の噛み合わせが悪いだけで序盤から崩壊しかねません。特に現在はティア上位のピックや新たに浮上したメタ構成が日々アップデートされています。
私自身、シーズンごとに1000戦以上こなしながら、ドラフトの小さな違いが試合展開を大きく左右する場面を何度も体験してきました。ここでは最新メタを踏まえつつ、構成作りやカウンター選択、シナジーの見極め方などについて実践的な視点から掘り下げます。
メタとティア:今強い構成はどんな形か
現環境で目立つ傾向として、「バースト構成」や「エンゲージ重視」「ピール特化」など役割別に明確な意図を持った組み合わせが増えています。その背景には、直近パッチで特定ヒーローやアイテムが強化された影響もありますし、大会シーンで流行したフォーメーションがランクマッチにも持ち込まれている実情も見逃せません。
たとえば2024年春パッチ以降、前衛ヒーロー(タンク・ファイター)や瞬間火力型(バースト)の評価が軒並み上昇しました。リーダーポジションに置くべきティア上位キャラとしては、フランコやグロックといったCC(クラウドコントロール)持ちタンク、それにリンクやルビーのようなスノーボール性能重視型も安定しています。一方で、高耐久だけど機動力に劣るヒーローはバースト構成の餌食になりやすいため注意が必要です。
この数カ月間だけでも、プロチームによるピック&バン優先順位表は何度も塗り替えられました。初心者から中堅層まで幅広く通用する普遍的なシナジー例には後ほど触れますが、一番大事なのは「自分たちの得意スタイル」と「相手へのカウンター」を両立させることです。
ピック&バン:優先順位と現場判断
ドラフトフェーズでまず突き当たる悩みは、「何をバンするか」「どこからピックするか」でしょう。この判断一つで、その後5人全員の動きやすさ・勝率まで変わります。
例えばBan優先度ですが、多くの場合はその時期最強格(ティアS)のヒーローから外されます。ただし、自チーム全体が苦手なタイプ(例:刺さりやすいCCキャラ)なら多少格下でもそちらを優先して良い場合があります。また最近では、味方側に特定ロールしかできないプレイヤーが多い時、「誰でも使える汎用性高め」を残すほうが柔軟性につながります。
一方ピック順ですが、ファーストピックなら明確なOPヒーロー、それ以外ならカウンターピックかシナジー重視がおすすめです。経験則として、「自信あるロールを早めに抑えたい」という心理も働きます。ただし露骨だと相手からカウンターされやすいため、本命候補は2周目まで温存することも珍しくありません。
プロ・上位帯では「フェイクピック」(本命隠し)も有効です。ミラー対決になりそうなら無理せず他ロールへ逃げ道を作る。一人だけ突出して得意キャラがいる場合でも、その露出タイミングには細心の注意を払っています。
構成例:役割分担とシナジーの実際
編成全体として見ると、「前衛 - 後衛」のバランス感覚、およびエンゲージ・ピールどちら寄りかという方向性決定、この2点が要になります。理想論としては各ロール1名ずつですが、高頻度で成立するわけではありません。それでも最低限押さえたい型はいくつか存在します。
バースト構成
瞬時に敵主力1人を消し去れる火力型編成です。マークスマン+高火力メイジ+イニシエータ系タンク or ファイター。この場合、集団戦より人数差作り→即撤退というスタイルになります。典型例はルビー+エウドラ+クリントなど。「速攻」が命なので失敗すると反撃リスク大ですが、一気呵成の爆発力があります。
ピール構成
味方マークスマン・メイジなど後衛守護主体。「セリナ」「ディガー」等サポート系+高耐久タンク+自己防衛能力あるマークスマン等で固めます。終盤まで粘って育て切れば逆転もしばしば起こります。ただし序盤弱く崩れ始めると立て直しづらい欠点あり。
エンゲージ構成
一斉突入によって集団戦主導権奪取。「フランコ」「クッフラー」など範囲CC持ち中心で前線形成→一気呵成に仕掛けるパターンです。この場合マークスマンにも自衛力要求されますので、「クラウド」など機動型との相性◎です。
ソロ向け・デュオ相性
ソロキューなら自己完結型(例:ハヤブサ)のほうが安全ですが、デュオ組むならボットレーン同士(MM+サポート)が連携取りやすく安定します。「ディガー+ベアトリックス」「エステス+ブルーノ」など鉄板ペアはいまだ健在です。
カウンター・対策キャラ選びのリアル
理想的には常に自軍主導で戦いたいものですが、大抵の場合相手にも得意な組み合わせがあります。そのため自分たちの長所だけでなく、「何に弱いか」を把握したうえでカウンター策も用意しておきたいところです。
たとえば、高耐久だが足回り遅い相手にはブリンク技持ち&遠距離火力(例:レイラ)が刺さります。一方、高射程&低耐久側には一撃CC or アサシン系カウンター(例:チョウ)が有効。また新規追加キャラへの対策不足から思わぬ事故死するケースもしばしばあるので、新環境移行時期ほど情報収集怠らないことが重要です。
私自身、「いつものテンプレ」に頼った結果、新ヒーローカウンター知らず序盤壊滅した経験があります。その意味でも毎試合ごとの柔軟な引き出しこそ最大武器になるでしょう。
構成作り成功パターン vs 失敗パターン
ここまで述べてきた原則論やセオリーも万能ではありません。あえて不利属性ぶつけて裏目引いてしまった…そんな局面もしょっちゅうあります。以下は私自身また身近な仲間内で頻繁に遭遇したパターンです:
- 成功例:「エウドラ」「グロック」「クリント」という極端な瞬間火力寄せthree枚軸。それぞれ単騎性能高くCC/フォーカス担当明確だったため、中盤以降小競り合いや人数差演出して圧倒。 失敗例:「自己完結型」が多すぎて孤立死多数発生。「ハヤブサ」「ファニー」と個人技偏重になった結果、小規模戦では勝っても集団戦呼応できず逆転負け。 さらにありがちな罠:「皆好きなキャラしか使わない」場合、その場その場対応できず延々押され続けて終了…これはフルプリメイドあるあるですね。 もうひとつ、「前衛2枚とも脆いレンジド」で固まった結果、一発逆転狙われ簡単沈没した事例も印象的でした。 最後に、自分たちは強烈CC2枚積んだものの解除系サポート(ディガー等)不在だったため、一度捕まったら連鎖デス…こういうケア不足から崩壊するケースもしばしばあります。
こうしたケーススタディから学ぶべきなのは、「理想形」だけ追求せずバランス感覚と臨機応変さこそ最優先という点でしょう。
ピック時点で意識したい3つの視点
ここで、一部読者向けへの具体的指針としてチェックポイントを書いておきます。他にも考慮要素多々ありますが、とっさ判断用にはこのくらい絞るほうが実戦向きです:
味方編成内訳(前衛/火力/サポート/CC役)が偏ってないか? 相手ボトムラインへのカウンター策準備できているか? 自分ないし味方主力キャラへの妨害/保護枠存在するか? manabuy モバイルレジェンド 課金この3点さえ都度確認できれば、大崩れはかなり減ります。
初心者~中級者帯:よくある疑問Q&A
初心者ドラフトについて相談受けることもしばしばあります。その代表的な質問と答えをご紹介します:
Q: どんなヒーローから練習したらいい?
A: タンク or サポート枠おすすめ。理由は失敗しても即死リスク少なく身につく知識量多いため。それぞれフランコ、ディガーあたりなら必須スキル学びながら立ち回り磨けます。
Q: マークスマンばかり使ってしまう。他職練習必要?
A: 勿論理想ですが無理強い不要。その代わり最低限「生存術」と「囲まれた時逃げ道」は徹底的に覚えてください。一芸特化でも脱落率下げれば十分貢献できます。
Q: Ban優先基準迷います…。
A: 現状最凶ティアS+ or 自チーム全員不得意ジャンル潰す方向推奨。ただ正解固定ではなく直前five試合ほど観察してよく刺されている敵タイプ分析しましょう。
Q: どうしても意思疎通うまく行かない…。

A: 定番チャット定型文活用&最初だけでも挨拶入れることで雰囲気改善できます。それ以上求め過ぎても疲弊しますので深追い厳禁。
Q: シナジーピック難しい…。

A: 無理せず「被ダメ肩代わり枠」と「後衛守護枠」を1名ずつ混ぜ込むだけでも格段に安定します。
実践的ワザありTips
最後に、自分自身また仲間内リーグ等でも活用している細かな工夫ポイントをご紹介します。他サイト等ではあまり語られていない部分ですが、小技ひとつ加えるだけでも勝率底上げにつながります。
例えば最近流行しているダブルファイター運用の場合、中盤以降片方のみセミタンク装備へ振っておくことで急造ピール役にも切替可能です。またダメージディーラー同士並べたい時は、お互いCCチェイン可能向きを調整格子状配置するなど些細ですが誤爆防止につながります。本当に勝ちたいシリーズ進行中なら、自陣草むらジャングル付近へ早期ワード設置→敵バースト奇襲封じ込め、といった布石もうま味があります。
終わりになぜ再考する価値があるか
どんな熟練者でも環境変化ごと迷いや不安抱えるものです。しかし、その都度情報更新・工夫重ね続けた人ほど最終的には安定した結果残しています。それぞれ得意不得意あって当然なので、自分流スタイル磨きながら毎試合新しい発見繰り返してください。同じ勝ち筋だけ追求せず、多様性・柔軟性維持できれば必ず壁突破できます。そして何より大事なのは、一緒にプレイする仲間との会話やフィードバックから学ぶ姿勢でしょう。この積み重ねこそ最高のショートカット路線だと思います。